2015.10.12更新

こんにちは! 多摩センターで美容師をしてます菅原 英章です。

 

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綺麗にカラーをしてもらったら長く色を持たせたいのは皆さん思っているところ。

でも実際はカラーしてから大体どのくらいもつでしょうか?

大体2週間から3週間といったところでしょうか。

今回もカラーを出来るだけ長く持たせる為に自分でも出来るところと美容師側で出来ることがあるので説明していきたいと思います。

ぜひご参考にして下さい。

 

まずはカラーは何故落ちるのか

 

 

①毛髪のダメージ

髪のダメージによりカラーが抜け出やすい状態になります。ちょっと想像してみてください。根本の方より毛先の方が退色は早くないですか?それは毛先の方がダメージしているからです。

 

②放置時間

カラーのメーカーさんの規定より置いている時間が短いと色の持ちが悪くなったり、逆に長すぎてもダメージになってしまいこちらも退色が早くなります。 大体は20〜30分が一般的です。

 

③パーマ剤による退色

パーマ剤に含まれる還元剤によりカラーが色落ちしてしまいます。大体パーマとカラー両方をされる方はパーマからやるのはその為です。 美容師は服についたカラーをパーマ剤を付けて落としたりしていますよ。

 

④紫外線の影響

紫外線の影響によりカラーが退色しやすくなります。夏に髪が明るくなってしまうのはその為です。

 

⑤毎日のヘアケア

市販のシャンプーは洗浄力が強くカラーも落ちやすいです。弱酸性のシャンプーなどがオスメメです。 前に話題になったラウレス系のシャンプー剤は洗浄力が高いです。

 

⑥汗、水濡れ

濡れたままの状態は実はとても不安定な状態です。早く乾かす事をオススメします。 このようにカラーの退色の原因として6つの要因があります。 これを一つ一つ改善していければカラーの色持ちはかなり上がります。

 

ではその解決策をみていきましょう!

髪のダメージ

 

 

既にダメージしてしまっているのはしょうがないので、カラーをする前に前処理剤とよばれるものを使用してからカラーをする事で色持ちをアップさせる事が出来ます。

前処理剤とは髪の中にもともと含まれていた成分を補う役割をします。

ダメージによって髪がスカスカになっているところに間充物質やCMC(髪にもともとあったもの)を補充し土台を整える事で毛先の退色が抑えられます。

またカラーをしてから1週間が1番退色すると言われています。

カラーによりキューティクルが開いた状態になり色落ちしやすい状態です。

特にカラーをした直後はトリートメントは必須項目です。

 

カラーを置く時間(美容師側)

こちらはカラー剤の種類や髪の状態によって異なります。

多い状況としては根本が伸びて毛先が退色している状態。

そこにカラーをする場合根本と毛先は同じ薬ではなく、根本は明るくする為の薬、毛先は色味を入れるだけの薬。 違いとしては毛先に塗るカラーは優しい薬を使用します。それは色持ちにも影響してきます。

当サロンのカラー剤ではこの状況だと20〜25分必ず置きます。20分以下だと色の入り、色持ちが全然違ってくるからです。

またカラーはみんな大好きアッシュ系などの青味系は落ちやすく、赤味系は持ちがいいです。

ブルージーンズも洗濯すると色落ちしますよね?それと同じ現象です。

明るさも明るければ明るいほど色持ちが悪く、暗ければ暗いほど色持ちはいいです。

黒染めは落ちにくいですよね? アッシュ系などは少し暗めに入れてあげると色持ちは良くなりますよ。

 

カラーもパーマもする時(美容師側)

どちらを優先するかですがパーマもカラーをすると落ちやすくなりますし、カラーもパーマをすると落ちやすくなります。

どちらを優先させるか美容師さんと相談してみましょう!

 

紫外線による影響(お客様側)

日傘をさしたり帽子を被ったり、最近では髪の日焼け止めなども出てきています。

サンケア プロテクト ヘアヴェール > サンケア > シリーズ > Aveda

 

毎日のヘアケア(お客様側)

特にシャンプーは汚れと一緒にカラーまで洗い流してしまいます。

ノンシリコンのシャンプーなどが話題になった時一般の方もかなりシャンプーの成分についての情報を知ってらっしゃると思います。

その中でも気をつけたい洗浄力の強い成分をご紹介します。

①ラウレス硫酸Na はい、でましたラウレス系ですね、言わずとしれた洗浄力強い界面活性剤です。

②ラウリル硫酸Na こちらも似てますね、同じ洗浄力強い界面活性剤です。

③オレフィンスルホン酸Na ラウレスとラウリルが有名になり過ぎてしまって最近はオレフィンってやつを入れるようになっているようです。こちらも洗浄力強い界面活性剤です。

④石けんシャンプー、オレイン酸Na、ヤシ油脂肪酸K 石けんシャンプーも洗浄力は強いです。

 

オススメの界面活性剤

①ココイル〜 〜の部分は色んな名称があります。ココイルグルタミン酸など

②ラウロイル〜 こちらも〜の部分は色々です。ラウロイルグルタミン酸など

他にもありますがこの辺で。

成分なんて面倒なので美容師さんにカラーの色持ちが良いオススメのシャンプーを聞くのが一番手っ取り早いです。笑

オススメはこちら

カラーコンサーブ シャンプー > リットルサイズ > シリーズ > Aveda

こちらはリッターサイズですが250mlサイズもあります。

 

汗、濡れた状態(お客様側)

よく美容師さんに乾かしてから寝てくださいねーって言われますよね。濡れた状態って以外と不安定なんです。

しっかりと乾かして寝ましょう。

 

まとめ

カラーの色持ちは様々な要因で対処することが出来ます。

今回ご紹介したものは全て重要な事です!

なかなか全てというのは難しいかも知れませんが、出来るものはやるようにすると色持ちは良くなりますよ。

素敵なヘアカラーを保ちたいですね。

 

 この記事を書いた人

菅原 英章

 

 

投稿者: 菅原 英章