カットが上手いと胸をはって言える美容師になるために、
ART RUSH向ケ丘遊園店 鹿子木が書くブログ。
さて、前回の記事でハサミの値段について書きました。
※わりと高級品だけど、価値で考えたらお得という。
こういった話をお客様とすると、
「そんなにたくさんあるですね〜」
なんて言われます。
そうなんです、
車の整備士さんとかと一緒で、
用途別に色々な道具があって、
シーンによってそれぞれを的確に選択し、完成系へ近づけていく。
形(土台)を作って、
ボリュームを調節して、
毛先の質感を調節する。
カットってそういうものなんです。
前回ご紹介した、
1
1番、カットシザー君ですが、
これでいわゆる形作りをしていきます。
カットにおいて形を作ることは最重要事項でして、
これができていないカットは、
形がいびつだったり
おさまりが悪かったり、
顔にフィットしてなかったり、
家でまったく再現できなかったり、
「もぉ~どーすんのよコレ」怒
状態になります。
大事ですね。
このカットシザー君の切り方は2通り。(僕流で)
1つめ
「ブラントカット」※白紙を髪に見立てています
髪を一直線に切ります。
主にカットラインを美しく見せたり、
厚みを作るときに使うカット技法です。
カットはここから始まる感じです。
2つめ
「チョップカット」
ハサミをナナメに入れて、ギザギザな切り口にします。
浅く入れれば毛先のなじみが作れるし、
深く入れれば毛先の質感も出せます。
形を作りつつ、毛先の質感も出せる便利技です。
が、
指から流血するときはたいていこの技法のときです。
危険な技です。※上手な美容師さんは流血しません、僕だけです。
こんな感じで、カットシザーは使用します。
カットのファーストステップで使用する大事なハサミですね、
このハサミを最大限上手に使用して、
カットの上手い美容師に一歩でも近づきたいと思います。
次回は次のハサミをご紹介しようと思います。
では。
アートラッシュ向ケ丘遊園店
鹿子木