2015.03.18更新

カットが上手いと胸をはって言える美容師になるために、

ART RUSH向ケ丘遊園店 鹿子木が書くブログ。

 

さて、前回の記事でハサミの値段について書きました。

※わりと高級品だけど、価値で考えたらお得という。

こういった話をお客様とすると、

「そんなにたくさんあるですね〜」

なんて言われます。

 

そうなんです、

車の整備士さんとかと一緒で、

用途別に色々な道具があって、

シーンによってそれぞれを的確に選択し、完成系へ近づけていく。

形(土台)を作って、

ボリュームを調節して、

毛先の質感を調節する。

カットってそういうものなんです。

 

前回ご紹介した、

 

シザー11

1番、カットシザー君ですが、

これでいわゆる形作りをしていきます。

カットにおいて形を作ることは最重要事項でして、

これができていないカットは、

形がいびつだったり

おさまりが悪かったり、

顔にフィットしてなかったり、

家でまったく再現できなかったり、

「もぉ~どーすんのよコレ」怒

状態になります。

大事ですね。

 

このカットシザー君の切り方は2通り。(僕流で)

1つめ

ブラントカット

「ブラントカット」※白紙を髪に見立てています

髪を一直線に切ります。

 主にカットラインを美しく見せたり、

厚みを作るときに使うカット技法です。

カットはここから始まる感じです。

 

2つめ

チョップカット

「チョップカット」

ハサミをナナメに入れて、ギザギザな切り口にします。

浅く入れれば毛先のなじみが作れるし、

深く入れれば毛先の質感も出せます。

形を作りつつ、毛先の質感も出せる便利技です。

が、

指から流血するときはたいていこの技法のときです。

危険な技です。※上手な美容師さんは流血しません、僕だけです。

 

こんな感じで、カットシザーは使用します。

カットのファーストステップで使用する大事なハサミですね、

このハサミを最大限上手に使用して、

カットの上手い美容師に一歩でも近づきたいと思います。

 

次回は次のハサミをご紹介しようと思います。

では。

 

アートラッシュ向ケ丘遊園店

鹿子木

 

向ケ丘遊園店 http://www.artrush.co.jp/mukougaoka/

投稿者: 鹿子木 健亮